外来リハビリテーションについて

当院では、医師の診察でリハビリテーションが必要と診断された方や、当院回復期リハ病棟を退院された方、地域で生活される方々が、安心した生活を送ることができるよう、外来リハビリテーションにて支援させていただいています。理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が在籍し、整形外科疾患や脳神経系疾患の患者さまに対し、身体機能の回復や日常生活動作の獲得、高次脳機能障がい、失語症、構音障がいの改善を目指し、外来リハビリテーションを提供しています。更に先進機器を使用したリハビリテーションや嚥下リハビリテーション、呼吸リハビリテーションにも力を入れています。

先進リハ外来

先進リハ外来の写真過去に脳血管疾患を発症し、上肢や下肢に運動麻痺が残存している患者さまが対象になります。ハビリテーション医の指示のもと、必要に応じて上肢・下肢のボツリヌス療法や電気刺激装置、CI療法、ウェルウォークなどの機器を組み合わせて、理学療法士や作業療法士がリハビリテーションを実施し、上肢や下肢の機能改善や歩行能力の向上を目指します。

注)発症後180日以上経過している場合は保険対象外になる場合もあるのでご相談ください。

ボツリヌス療法とは?

注射器のイラスト

ボツリヌス菌によって作られる毒素(ボツリヌストキシン)を注射して、緊張している筋肉を麻痺させ、筋肉の緊張によっておこる症状を改善する治療方法です。ボツリヌス療法は、すべての患者に施術できるわけではありません。医師の診断により効果が期待される場合のみ施術を行います。

リハビリテーション
併用との効果

関節、筋肉が柔らかくなる可動域の拡大
手足のつっぱりが軽減する動きの改善(歩く、物をつかむ等)
上記によるこわばりが解消され痛みが軽減する生活の改善(手が洗いやすい等)

嚥下リハ外来

嚥下リハ外来の写真食べにくい、飲みにくい、食事のときにむせるなどの症状をもつ患者さまが対象になります。
リハビリテーション医の診察、必要に応じて嚥下造影検査(VF)※を実施し、摂食嚥下障がいと診断された場合は、リハビリテーション医の指示のもと言語聴覚士が摂食機能療法を行います。口腔の体操や調理の工夫などの指導を行うことで、以前のように美味しく食べることを目指します。

※嚥下造影検査(VF)とは、造影剤を含んだ検査食を食べてもらい、X線で撮影しながら飲み込みが正しく行われているか確認します。飲み込みの仕方や適切な食形態を評価する検査です

呼吸リハ外来

呼吸リハ外来の写真動くと息苦しくなるので外に出なくなった、坂道や階段の上り下りで息切れを感じるなど、活動に制限がある患者さま(他院呼吸器科に通院中)が対象になります。リハビリテーション医の指示のもと理学療法士が呼吸リハビリテーションを行います。個別評価をしたうえで、患者さまに合わせたコンディショニングと運動療法、生活指導などを提供し、少しでも息切れを和らげ、楽に生活を送ることを目指します。

日・祝
外来リハビリ
テーション
  • 外来リハビリテーションを受けるには、主治医からの紹介が必要です。まずは、かかりつけ医にご相談ください
  • 外来リハビリテーションは診療報酬で疾患名や実施できる期間が定められています。お問い合わせいただいても実施できない場合がありますがご了承ください
    ※脳血管疾患:発症、手術から180日以内
    ※運動器疾患:発症、手術から150日以内
    ※呼吸器疾患:治療開始日から90日
  • 外来リハビリテーションは介護保険のリハビリと併用できません。介護保険の通所リハビリや訪問リハビリを利用されている方は、介護保険のリハビリをご利用ください

詳しくお聞きになりたい方はお気軽にお電話ください。担当者よりご説明いたします。

外来リハビリテーションの流れ

ご予約

お電話でご相談ください。担当の療法士が対応します。
他病院からの紹介の場合は、診療情報提供書、レントゲン画像等をご準備いただきます。
病状や発症からの経過日数、ご年齢により、医療保険のリハビリテーションが受けられない場合がございます。その場合は介護保険を利用したリハビリテーションなどをご紹介します。

ご予約の写真

医師の診断

リハビリテーション専門医が診断を行います。
患者さまの状態に応じたリハビリテーションの内容や実施期間を決定します。

医師の診断の写真

リハビリテーションの開始

医師の診察後、担当療法士によるリハビリテーションを実施します。
月に1度、お体の状態と今度の方向性について医師と療法士と話し合い、計画書を作成します。

リハビリテーション終了の写真

リハビリテーションの終了

必要に応じて、通所リハビリテーション訪問リハビリテーションへつなげます。

リハビリテーションの写真

当院の外来リハビリテーションの特色

脳卒中患者さまに対しては、先進機器を併用する取り組みを行っております。患者さま1人1人にあった個別のリハビリプログラムを立案し関節の動きや動作の評価を行い、治療計画に反映していきます。

  • ストレッチの様子
    筋力向上訓練
  • 上肢機能のリハビリ
    上肢機能訓練
  • 装具療法の様子
    リハビリ支援ロボットを用いた訓練
  • 歩行訓練のリハビリ
    歩行訓練
■お問い合わせ先
TEL
052-811-9101
FAX
052-811-9357
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